株価指数先物【寄り前】 AI・半導体関連株の動きを確認しながらスキャルピング中心のトレード

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先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 62420 -1070 (-1.68%)
TOPIX先物 3929.5 -28.5 (-0.72%)
シカゴ日経平均先物 62600 -890
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 10月30日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。29日夕に決算を発表したインテルが時間外取引で急落したが、続く30日の通常取引でも売りの勢いは止まらず28.5%安と急落した。同様に四半期決算を発表したアマゾン・ドット・コムも売上高と1株利益がともに市場予想に届かず、一時下落率は5%を超え、人工知能(AI)投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まった。

 NYダウ構成銘柄ではメルク、ウォルマート、シェブロン、コカ・コーラ、アムジェンが買われた。半面、エヌビディア、キャタピラー、シスコシステムズ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースが軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、ブロードコム、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、マイクロン・テクノロジーなどが売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は7%を超えている。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比890円安の6万2600円だった。30日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比270円安の6万3220円で始まった。直後に6万3490円と日中比変わらずの水準に戻した後は6万3000円台を割り込み、6万2650円~6万3000円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜け、6万1860円まで下落する場面もみられた。終盤にかけてショートカバーにより下げ幅を縮め、日中比1070円安の6万2420円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物は前週末の米ハイテク株安を背景に、引き続き売り圧力の強い展開になりそうだ。ナイトセッションで6万1860円まで売られたが、終盤にかけて下落幅を縮めたことで、200日移動平均線(6万1770円)が下値支持線として意識されそうだ。まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになろう。ただ、ボリンジャーバンドの-1σ(6万3500円)に上値を抑えられていたため、-2σ(6万0860円)とのレンジが意識されやすい。

 週足では-2σ(6万1380円)と-1σ(6万3520円)とのゾーンとなる。-2σを割り込んでくると、52週線(5万9920円)と-3σ(5万9250円)が射程に入ってくるだろう。そのため、オプション権利行使価格の6万1375円から6万3375円のレンジを想定。

 日中は半導体やAI関連株の動きを確認しながらのスキャルピング中心のトレードになろう。前週はアドバンテスト<6857>[東証P]の上方修正がポジティブ視される場面もみられたが、本日は30日に予想を上回る決算を発表した東京エレクトロン<8035>[東証P]の動向に投資家の関心が集まりやすい。同社のリバウンドが限られるようだと、先物市場でショートを誘う材料になりそうである。

 もっとも、11月3日に祝日取引があるとはいえ、ポジションを持ち越す動きは限られるとみられ、仕掛け的な売りに対しては、その後のショートカバーを狙ったロング対応に向かわせよう。

 30日の米VIX指数は19.42(29日は17.20)に上昇した。200日線(18.24)を上回って始まると、一時23.93まで切り上がる場面もあった。その後は上げ幅を縮めているものの、終値で節目の20.00を上回ってくるようだと、投資家のリスク回避姿勢が強まりそうだ。

 30日のNT倍率は、先物中心限月で16.04倍(29日は16.04倍)と前日比で横ばいだった。引き続き半導体やAI関連株の変動に振らされやすい状況のなかで、一時15.88倍まで低下し、200日線(15.86倍)に接近した。その後はNTショートを巻き戻す動きとなっていたが、指数インパクトの大きい半導体株の下げが見込まれるなかではNTショートに振れやすく、200日線が支持線として機能するかを見極めることになろう。

株探ニュース

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