富田隆弥の【CHART CLUB】 11月相場も乱高下か
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「11月相場も乱高下か」 ◆調整基調が続く日経平均株価だが、10月23日の6万1462円で目先の安値を付けた。この日は一時1445円安まで売られたものの、引けは214円安の6万2693円と下げ幅を縮めて取引を終えた。日足は「たくり足」を描き、長い下ヒゲは200日移動平均線まで伸びた。一方、サイコロジカルライン(2勝10敗:16.6%)をはじめ、短期テクニカル指標の多くが底値圏を示唆していた。その後、日経平均株価は切り返し、29日まで3日続伸を演じている。 ◆10月6日高値の7万0798円から23日安値の6万1462円まで一気に9336円幅(13.1%)も急落したのだから、3分の1戻し(6万4574円)や半値戻し(6万6130円)を目指す可能性は十分にある。 ◆ただし、日足チャートは25日・75日線や支持線を割り込み、「陰転・下放れ」を示している。つまり、その後の反発はアヤ戻しであり、25日、75日線が集まる「6万6000円」付近が節目となる。8月と10月上旬の戻りでは両線をあっさり突破したが、今度はどうだろうか。 ◆信用取引の買い残高(東京・名古屋2市場、制度信用と一般信用の合計)は2週連続で減少したとはいえ、6兆5340億円(23日申し込み時点)と依然高水準であり、評価損益率はマイナス13.50%に悪化している。昨年4月4日時点のマイナス15.31%以来の水準で、8月・10月上旬の株価回復時とは需給状況が異なる。 ◆23日の「たくり足」でいったんボトムを打った可能性はあるが、節目の25日線(29日時点6万6182円)突破を確認するまでは様子見も一策だ。10月30日から「新TOPIX(東証株価指数)」の算出が始まり、それがプラスに寄与するのならば、日経平均株価の「節」突破もあり得よう。ただ、11月入り早々、焦点の「米国中間選挙」(3日)が控える。ブラジルや中国、韓国などで株式市場が荒れており、日本株もまだ乱高下の継続を想定しておく。 (10月29日 記、原則毎週土曜日に更新) 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ 株探ニュース