株価指数先物【寄り前】 押し目狙いのロングも短期的なトレードにとどまる
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大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 64100 -630 (-0.97%) TOPIX先物 3999.5 -34.0 (-0.84%) シカゴ日経平均先物 64900 +170 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 29日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。四半期決算を発表したアルファベットとキャタピラー が大幅に下落し、AI投資の採算性に対する警戒感が強まった。クラウドサービス企業のサービスナウ は成長率の鈍化が続く見通しを示したことで急落。予想を上回る決算を受けて買いが先行したマイクロソフト は失速し、セールスフォース が下落するなど、他のソフトウエア銘柄にも売りが波及した。 米連邦準備理事会(FRB)が重視する9月の個人消費支出(PCE)価格指数は前月から伸びが加速したほか、7-9月期GDPは市場予想を上回ったものの、インフレ圧力の根強さも意識され、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が据え置かれた後も、金融政策の先行きに対する不透明感が残った。 NYダウ構成銘柄ではメルク 、ホーム・デポ 、ナイキ 、ボーイング 、シャーウィン・ウィリアムズ が買われた。半面、アルファベットやキャタピラー、セールスフォースのほか、アマゾン・ドット・コム 、シスコシステムズ 、エヌビディア が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マーベル・テクノロジー が急落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は5日ぶりに反落している。 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比170円高の6万4900円だった。29日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比170円安の6万4560円で始まった。その後は6万4330円~6万4960円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを上抜け、6万5090円まで上昇する場面もみられた。ただし、引け間際に下へのバイアスが強まり6万4040円まで売られ、日中比630円安の6万4100円でナイトセッションの取引を終えた。 前日同様、日経225先物はナイトセッションの引け間際に大きく売られたことで、シカゴ日経平均先物の清算値とのカイ離が大きく手掛けにくさはありそうだ。ただ、ボリンジャーバンドの-1σ(6万3820円)を下値の目安に、75日移動平均線(6万5790円)から中心線となる25日線(6万6320円)を上値抵抗とするレンジでの推移が想定される。-1σに接近する局面においては底堅さを見極めつつ、ロング対応に向かわせよう。 もっとも、取引終了後にアマゾン・ドット・コムやインテル が発表した決算は市場予想を下回り、時間外取引で大幅に下落しているため、戻り売り狙いのショートを誘いそうだ。日経225先物は-1σを明確に下抜けてくると下方向へのバイアスが強まる可能性もあるため、押し目狙いのロングも短期的なトレードにとどまりそうだ。 週足では-1σ(6万4070円)を中心に、-2σ(6万2200円)と中心値となる13週線(6万5940円)とのゾーンで推移。6万4000円処での攻防のなかで-1σ水準をキープできないと、ショートを誘うことも考えられる。そのため、オプション権利行使価格の6万3875円から6万5875円辺りでのレンジを想定する。 29日の米VIX指数は17.20(28日は16.91)に上昇した。一時16.21まで切り下がり、25日線(16.62)、75日線(16.24)を下回る場面もみられた。その後の切り返しにより、両線が心理的な下値支持線として意識される形であり、やや神経質にさせそうだ。 29日のNT倍率は先物中心限月で16.04倍(28日は16.15倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角が日経平均株価を牽引する一方で、東証プライム市場では値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回るなか、朝方には16.21倍まで上昇する場面もあった。ただし、75日線(16.20倍)を上回る水準を維持できず、TOPIX型のリバランスに伴う先物のポジション調整などもあり、終盤にかけてNTロングを巻き戻す動きが強まったとみられる。本日は米ハイテク株安の影響からNTショートに振れやすいと考えられ、-1σ(15.87倍)、200日線(15.86倍)辺りが射程に入りそうである。 株探ニュース