話題株ピックアップ【夕刊】(2):トーセイ、INPEX、ツムラ
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■トーセイ <8923> 1,838円 +56 円 (+3.1%) 本日終値 トーセイ<8923>が続伸。28日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、米国の投資顧問会社ダルトン・インベストメンツによる株式保有割合が6.07%から7.62%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は長期的保有で、更に「発行者、その役員・取締役、他の株主などとの間で、発行者のコーポレートガバナンス、取締役会の構成、経営、事業、財務状況及び戦略に関して、建設的な対話を行うことを求めていく可能性がある」としており、報告義務発生日は21日となっている。 ■INPEX <1605> 4,056円 +87 円 (+2.2%) 本日終値 INPEX<1605>やENEOSホールディングス<5020>が高い。28日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の12月限が前日比2.88ドル高の1バレル=102.78ドルと上昇。米中間選挙後にイランへの攻撃の可能性がある、と米ウォール・ストリート・ジャーナルが28日に伝えた。また、米エネルギー情報局(EIA)が28日発表した米石油在庫統計で原油在庫が予想以上に減少したことも、原油高要因となった。WTI価格は、日本時間29日午後1時時点の時間外取引では101ドル台半ばにやや軟化しているが、依然として高値圏で推移している。 ■ツムラ <4540> 3,774円 +81 円 (+2.2%) 本日終値 ツムラ<4540>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、売上高を2136億円から2185億円(前期比13.4%増)へ、営業利益を375億円から384億円(同9.0%増)へ、純利益を262億円から293億円(同4.2%増)へ上方修正したことが好感された。養命酒製造を連結子会社化したことに加えて、販管費の見直しなどが奏功する。また、養命酒製造の連結子会社化に伴う負ののれん発生益の計上も寄与する。 ■フジクラ <5803> 4,195円 +84 円 (+2.0%) 本日終値 フジクラ<5803>が3日続伸。この日、ドイツに本拠を置く核融合スタートアップのプロキシマ・フュージョン社と、高温超電導線材の安定供給と現地生産の可能性を共同で検討することでMOU(基本合意書)を締結したと発表しており、生産能力の拡大とサプライチェーンの強靱化への期待感から買われたようだ。フジクラが長年培ってきた高温超電導線材の技術及び製造に関する知見と、プロキシマ社が有する核融合発電所の開発計画及び将来需要に関する知見を生かし、欧州における高温超電導線材の安定的な供給基盤の構築に向けて、製造拠点の技術面・事業面及び経済面での実現可能性を評価するとしている。 ■イビデン <4062> 9,859円 +196 円 (+2.0%) 本日終値 イビデン<4062>が大引け直前に一時4%を超す下げとなった。同社はこの日、27年3月期の連結業績・配当予想の上方修正を発表。今期の最終利益予想を従来の見通しから50億円増額して890億円(前期比39.7%増)に引き上げたほか、年間配当予想については2円50銭増額して20円に見直した。同時に高機能ICパッケージ基板向けの設備投資も発表。設備投資額は約1510億円としている。発表直後に株価は乱高下したが、下値では買いを集めて持ち直した。 ■アシックス <7936> 4,613円 +86 円 (+1.9%) 本日終値 アシックス<7936>が高い。大和証券は28日、同社株の投資判断を5段階で2番目の「2(アウトパフォーム)」から最上位の「1(買い)」へ引き上げた。目標株価は4500円から5500円に見直した。26年12月期中間期の決算は計画を大きく上振れ、通期会社計画の上方修正及び増配を発表するポジティブな内容となった。同証券では26年12月期の営業利益は前期比38.9%増の1980億円(会社計画1950億円)、27年12月期は2235億円と予想。11月13日の第3四半期決算の発表と同時に中期経営計画2029が公表される予定であり、引き続きグローバル成長を見込んでいる。 ■綜研化学 <4972> 4,460円 +75 円 (+1.7%) 本日終値 綜研化学<4972>が3日続伸。28日の取引終了後に集計中の9月中間期連結業績について、売上高が従来の予想の252億円から257億円(前年同期比13.0%増)へ、営業利益が30億5000万円から37億5000万円(同26.3%増)へ、純利益が22億5000万円から29億5000万円(同41.1%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視された。液晶ディスプレー関連の需要が弱含みで推移した一方、情報・電子分野の販売が堅調に推移したことや、中東情勢の影響による原材料価格の高騰に応じた製品価格の適正化に注力したことが奏功した。 ■SREホールディングス <2980> 2,213円 +13 円 (+0.6%) 本日終値 SREホールディングス<2980>が続伸。同社はITテクノロジーとAI技術を基盤とした不動産事業や金融機関向けソリューション事業などを展開している。SMBC日興証券は28日、同社株の目標株価を3100円から4400円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続した。第1四半期実績などを反映し、業績予想を修正。主に不動産価格上昇によるライフ&プロパティソリューション(L&P)の上振れを織り込んだ。27年3月期の連結営業利益は従来予想の53億8600万円に対して59億7700万円(会社予想52億3000万円)を見込んでいる。株価はPER10倍台と成長期待がほぼ反映されていない水準まで下落しており、割安感は強いと判断している。 ■グッドコムアセット <3475> 1,130円 -247 円 (-17.9%) 本日終値 東証プライム 下落率2位 グッドコムアセット<3475>は急落。同社は10月期決算銘柄であり、きょう29日は配当と株主優待の権利落ち日にあたることから、処分売りの動きが強まったようだ。10月期決算銘柄ではこのほか、神戸物産<3038>やクミアイ化学工業<4996>、フィットイージー<212A>、学情<2301>、萩原工業<7856>が安い。AB&Company<9251>は大幅安となっている。 ■愛知製鋼 <5482> 2,496円 -334 円 (-11.8%) 本日終値 東証プライム 下落率3位 愛知製鋼<5482>は後場下げ幅を急拡大し、年初来安値を更新した。同社はトヨタ自動車<7203>系の特殊鋼大手。きょう午後2時40分ごろ、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高を3100億円から3300億円(前期比8.4%増)に引き上げた一方、営業利益を175億円から150億円(同13.7%減)に引き下げた。各利益は増益予想から一転して減益を見込む。同時に期末配当予想を67円と前回予想から8円減額しており、これらを嫌気した売りが出ている。年間配当予想は142円(前期実績は145円)となる。売上高は9月中間期実績が当初の想定を上回ったことや、下期にも販売価格の値上げや販売数量の増加が見込まれることから上方修正を行った。一方、利益については下期における購入品価格の値上がりなどが重荷となる見込み。なお、9月中間期は売上高が1625億7200万円(前年同期比8.5%増)、営業利益が73億3600万円(同16.5%減)だった。 株探ニュース