株価指数先物【寄り前】 -1σ突破で25日線を上限とするレンジに移行か
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大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 64420 +920 (+1.44%) TOPIX先物 4042.0 +31.5 (+0.78%) シカゴ日経平均先物 64410 +910 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 27日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米半導体大手ブロードコムのAI(人工知能)半導体をアンソロピックが導入するため、銀行団などが総額630億ドル規模の資金調達枠を設けると発表。また、オープンAIとの提携強化を発表したオラクル が買われるなか、半導体やAI関連株を中心に買いが広がった。 NYダウ構成銘柄ではキャタピラー 、ゴールドマン・サックス・グループ 、アマゾン・ドット・コム 、アルファベット 、シスコシステムズ が買われた。半面、決算内容が嫌気されたほか、主力小型機「737MAX」の生産目標未達見通しが重荷となったボーイング が大きく売られたほか、シャーウィン・ウィリアムズ 、セールスフォース 、コカ・コーラ 、シェブロン が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジー やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ が買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.6%の上昇となっている。 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比910円高の6万4410円だった。27日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比150円安の6万3350円で始まった。寄り付き直後につけた6万3300円を安値にロングが強まり、6万4000円台を回復。買い一巡後は6万3600円~6万4000円辺りで保ち合いを継続するなかで、米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まり、6万4520円まで上げ幅を広げた。終盤にかけては6万4250円~6万4500円辺りの高値圏で保ち合い、日中比920円高の6万4420円でナイトセッションの取引を終えた。 日経225先物はシカゴ日経平均先物の清算値にサヤ寄せする形で、買いが先行しそうだ。米国で半導体やAI関連株への物色が継続したことで、東京市場でも指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]などへの資金流入が意識されやすく、日経平均型優位の展開が続きそうである。 日経225先物はナイトセッションでの強い動きにより、ボリンジャーバンドの-1σ(6万3920円)を上回ってきた。同バンドと中心値の25日移動平均線(6万6390円)とのレンジに移行する可能性が高まっており、ショートカバーを誘う動きも意識されそうだ。 買い一巡後は-1σ水準での攻防になりそうだが、同バンドで底堅さがみられてくるようだと、リバウンド狙いのロングが強まりやすいだろう。また、引け後にはアドバンテストの決算が発表される予定であるが、結果を前に直近の調整に対する買い戻しの動きが強まるようだと、先物市場でもショートカバーを誘うことが見込まれる。 もっとも、28日の米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表やマイクロソフト 、アルファベット、KLA などハイテク企業の決算発表が控えており、買い一巡後は膠着感が強まりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の6万3875円から6万5875円のレンジを想定する。 27日の米VIX指数は17.52(26日は18.39)に低下した。18.55まで切り上げた後に下げに転じており、200日線(18.24)を下回っての推移となった。同線が上値抵抗線として意識されてくるかを見極める必要はあるが、同線を割り込んだことで投資家のリスク回避姿勢はやや和らぐ形になりそうだ。 27日のNT倍率は、先物中心限月で15.83倍(26日は15.62倍)に上昇した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が日経平均株価を牽引するなかでNTロングに振れており、一時15.91倍まで切り上がり、200日線(15.85倍)を上回った。ただ、その後は同線を下回る水準まで押し戻されており、達成感も意識されやすかった。一方で、同線を明確に上抜けてくる局面では、日経225先物買い・TOPIX先物売りのNTロングによるスプレッド狙いを意識したい。 株探ニュース