【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─年末配当取りに活路!「安定収益+株高」期待の5銘柄

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コラム

「年末配当取りに活路!『安定収益+株高』期待の5銘柄」

●AI関連からの資金シフトも選択肢に

 東京市場は、はっきり言って厳しい状況である。日経平均株価は22日の1713円安に続き、週末23日は一時1400円以上も下落した。その後、214円安まで戻して取引を終えたものの、気が重くなる日々が続く。背景にあるのは、AI(人工知能)関連株に対する不安の拡大だ。

 まず、米国では「コアウィーブ・ショック」が起きた。AI向けデータセンターを運営するコアウィーブの巨額債務が問題視され、社債価格が急落し、AI投資の持続性に疑問が生じたのである。さらに、世界中で利用されているプログラミング言語「PHP」の重大な脆弱性問題まで表面化した。

 AIの進歩は歓迎すべきだが、サイバー攻撃への悪用や、巨額投資に見合う利益を確保できるのかという問題は無視できない。では、こんな時にはどうすべきか。AI・半導体株の反発を待つ--これも一策だが、私は別の投資対象に目を転じることをお勧めしたい。12月期決算企業の年末配当取りである。

 12月期決算企業の多くは、年末に期末配当の権利確定日を迎える。つまり、年末に向けて配当を狙う投資家の買いが入りやすく、株価上昇のきっかけになる可能性がある。ただし、何でも買えばよいわけではない。選択の条件は、なんといっても「業績が増収増益基調にあること」(これが最も大事)である。

 実は、配当取りの買いが必ず株価を押し上げるわけではなく、権利落ち後の下落にも注意が必要だ。それでも、AI株一辺倒の投資から離れ、安定収益と株価の反発を狙う価値はある。「AI株の混乱は横目で見ながら、年末配当取りで利益を狙う」。いまはこんな柔軟な投資姿勢で臨みたいところだ。幸い、上場企業には12月期決算企業が500社以上もある。もちろん、その全てが上がるわけではないが、期待に応えてくれる可能性が高い企業は多数存在する。今回はその中から、注目の銘柄を選定してみたい。

●37年連続増配の花王、業績V字回復のアサヒなどに期待

 まずは、JT <2914> [東証P](日本たばこ産業)である。12月期決算企業といえば、私は昔から真っ先にこの銘柄を思い浮かべてしまう。ご存知のとおり、財務大臣が筆頭株主であるため、非常に信頼性が高く、業績が悪化しても株価が上がることがあるほどだ。それだけに人気が高く、年末に向けて個人投資家の買いが入りやすいとみてよい。当然、株価の上昇確率も高い。

 続いて花王 <4452> [東証P]である。この会社は日本で最も長期間にわたって増配を続けていることで知られるが、なんと今期で 37年連続になるのだから驚きだ。収益が落ち込んでいる時には増配を休んだ方がよいのではと思うこともあるのだが、会社としては止めるに止められないのだろう。投資する立場からは歓迎すべきことであり、同感いただける投資家も多いはずだ。その分、株価も上がりやすいと言えよう。

 タイヤ首位のブリヂストン <5108> [東証P]も12月期決算だ。ドル・円が思い出したように上昇することもあるが、現在は円安基調である。当然、ブリヂストンの収益にはプラスに働くため、戻り歩調の株価はスローペースながらも続伸が見込める。

 サイバー攻撃により一時苦戦を強いられたアサヒグループホールディングス <2502> [東証P]も見逃せない。すでに危機は乗り切っているため、来期は収益の急回復が見込めるだけに株も期待が持てる。

 最後は、山崎製パン <2212> [東証P]になる。同社製のパンはもちろん、串だんごなども私はよく購入している(つまり売り上げに寄与している)。今期は売上高、利益ともに過去最高を更新の見通しだ。株価はもっと上がっておかしくないとみている。

2026年10月23日 記

株探ニュース

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