株価指数先物【寄り前】 引き続き節目の6万5000円辺りでは強弱感が対立

投稿:

先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 65030 +250 (+0.38%)
TOPIX先物 4068.5 +16.5 (+0.40%)
シカゴ日経平均先物 65015 +235
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 21日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。NYダウ構成銘柄ではないが、前日夕に予想を上回る決算を発表したスペースXは7.7%高と大きく買われた。スーパー・マイクロ・コンピューターも20日に発表した暫定業績見通しが市場予想を上回ったことで大幅高となり、人工知能(AI)関連の投資需要の底堅さが改めて意識され、半導体やAI関連株を中心に買いが広がった。

 NYダウ構成銘柄では、IBM、エヌビディア、ゴールドマン・サックス・グループ、キャタピラー、スリーエムが買われた。半面、アルファベット、プロクター・アンド・ギャンブル、ナイキ、コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソンが軟調。そのほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズやマイクロン・テクノロジー、サンディスクなどが買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.9%高と反発した。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比235円高の6万5015円だった。21日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比190円高の6万4970円で始まった。寄り付き後に6万4440円まで軟化したものの、中盤にかけて6万5000円台を回復。買い一巡後に6万4640円と下げに転じたものの、米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まり、6万5260円まで買われた。終盤にかけては再び6万4640円まで下押す場面もみられたが、引け間際の切り返しにより日中比250円高の6万5030円と、節目の6万5000円を回復してナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ日経平均先物の清算値にサヤ寄せする形で、やや買いが先行しそうだ。ナイトセッションで下げに転じる局面では、ボリンジャーバンドの-1σ(6万4240円)が下値支持として意識された。引き続き節目の6万5000円辺りでは強弱感が対立するとみられるが、同バンドと中心値の25日移動平均線(6万6530円)とのレンジが意識されやすいだろう。

 ただ、米国市場ではスペースXの好決算を評価する動きがAI関連株への物色を促したものの、その影響は前日の時点である程度織り込まれているとみられる。指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]などのリバウンドが限られるようだと、先物市場では戻り売りを狙ったショートが入りやすいとみておきたい。

 また、週足では-1σ(6万4250円)と13週線(6万5850円)とのゾーンで推移している。13週線接近ではショートを仕掛けてくる動きもあるとみられ、オプション権利行使価格の6万4250円から6万5750円辺りのレンジを想定する。6万5000円を割り込む局面では、その後のカバーを狙ったロング対応。6万5000円での底堅さが意識され、リバウンド基調が強まる局面ではロングで追随するものの、早めの利益確定を意識したい。

 21日の米VIX指数は16.68(20日は17.31)に低下した。一時17.58まで切り上がる場面もみられたが、200日線(18.14)を下回っての推移であり、75日線(16.11)、25日線(15.89)に接近する形で終えている。両線が下値支持として意識される可能性はあるものの、200日線を下回る推移が続くなか、投資家のリスク回避姿勢は和らいでいるとみられる。

 21日のNT倍率は先物中心限月で15.98倍(20日は16.00倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が日経平均株価を牽引するなかで、16.12倍まで切り上がる場面もみられた。しかし、その後は半導体株の伸び悩みにより、NTロングを巻き戻す形になっている。-1σ(15.85倍)と25日線(16.26倍)とのレンジであり、中心値の16.00倍辺りでロング・ショートの判断が分かれそうだ。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。