株価指数先物【寄り前】 半導体株軟調で戻り待ち狙いのショートが優勢か

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先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 63630 -1890 (-2.88%)
TOPIX先物 4027.5 -54.0 (-1.32%)
シカゴ日経平均先物 63925 -1595
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 16日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要株価指数がそろって下落。前日に自律反発をみせていたAI(人工知能)クラウド企業のコアウィーブが11%超下落し、AI関連企業の過剰投資や債務拡大への懸念を背景に、半導体やAI関連株を中心に売りが優勢となった。また、中東情勢を巡る不透明感やロシアとウクライナによるドローン攻撃の応酬激化などを背景に、WTI原油先物が1バレル=101ドル台と1カ月ぶりに100ドルを超えてきたことも重荷になった。

 NYダウ構成銘柄では、シェブロン、コカ・コーラ、トラベラーズ、プロクター・アンド・ギャンブル、JPモルガン・チェースが買われた。半面、セールスフォース、シスコシステムズ、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、エヌビディアが軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、コヒレントやアームホールディングス、アドバンスト・マイクロデバイセズ、マイクロン・テクノロジーが売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は8日続落し約1カ月ぶりの安値水準まで下げた。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比1595円安の6万3925円だった。16日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比80円高の6万5600円で始まった。6万5740円まで買われた後は6万5400円~6万5600円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜けると下へのバイアスが強まり、ショート優勢のなかで終盤にかけて6万3570円まで下落幅を広げ、日中比1890円安の6万3630円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ日経平均先物の清算値にサヤ寄せする形で、ギャップダウンで始まりそうだ。前週の下落で下げ止まりが期待されたボリンジャーバンドの-1σ(6万4120円)を下抜けている。-1σと-2σ(6万1770円)とのレンジに移行する可能性があり、目先的には9月14日につけた直近安値(6万2530円)をターゲットとしたショートが入りやすいだろう。

 週足では-1σ(6万4050円)を割り込んできた。売り一巡後は同バンドでの攻防をみせてくると考えられ、上値を抑えられると-2σ(6万2170円)が意識される。一方、早期に-1σを上回ってくるようだと、13週移動平均線(6万5920円)とのゾーンに入る可能性があるため、オプション権利行使価格の6万2500円から6万5500円辺りのレンジを想定する。

 米国では半導体株を中心に売りが目立っていたことで、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]をにらんでの展開になりそうだ。アドバンテストは前週の下げで25日線を割り込み75日線に接近しており、75日線を明確に下抜けてくると、先物市場で仕掛け的なショートを誘うことになろう。

 16日の米VIX指数は19.99(15日は16.46)に急伸した。前週の上昇で25日線(15.87)、75日線(16.05)を突破していたが、16日の上昇で200日線(18.10)を明確に上抜け、一時22.31と6月半ば以来の水準まで切り上がった。心理的節目の20.00を上回る状態が続くようだと、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まる可能性がある。

 16日のNT倍率は先物中心限月で16.05倍(15日は16.13倍)に低下した。ナイトセッションの時点で15.79倍に低下しており、-1σ(15.84倍)や、200日線(15.80倍)を下回っている。いったんはNTショートの巻き戻しを意識しておきたいところだが、半導体株の不安定な状況が続くようだと-2σ(15.43倍)辺りまでの低下を視野に入れたNTショートも想定しておきたい。

株探ニュース

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