株価指数先物【寄り前】 自律反発狙いのロング先行も戻り待ちのショートが優勢か
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大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 65520 +720 (+1.11%) TOPIX先物 4047.0 +32.0 (+0.79%) シカゴ日経平均先物 65790 +990 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 15日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数がそろって上昇。9月の米卸売物価指数(PPI)は前日発表の米消費者物価指数(CPI)に続いて市場予想を上回る伸びとなったことで、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が警戒感につながった。ただし、9月の米小売売上高は前月比0.8%増と市場予想を上回ったことが安心感につながっている。 中東情勢の不透明感やロシアとウクライナがエネルギーインフラ攻撃を続けるなかで、WTI原油先物価格は1バレル=97ドル台に上昇していることが重荷になったが、米長期金利は低下しており、景気敏感株や消費関連株が買われた。また、前日に急落したAI(人工知能)向けクラウドサービスを提供するコアウィーブが大きく反発したことで、AI関連株の一角には買い戻しが入った。 NYダウ構成銘柄ではナイキ 、セールスフォース 、ホーム・デポ 、シャーウィン・ウィリアムズ 、ユナイテッドヘルス・グループ が買われた。半面、シスコシステムズ 、エヌビディア 、キャタピラー 、メルク 、シェブロン が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、アプライド・マテリアルズ 、ラム・リサーチ 、KLA などが弱く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は7日続落。 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比990円高の6万5790円だった。15日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比変わらずの6万4800円で始まった。その後は6万4450円~6万4800円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始直前にはレンジを下抜けて6万4190円まで売られたが、売り一巡後は押し目待ち狙いのロング優勢の流れとなりプラス圏を回復すると、終盤にかけて6万5850円まで買われた。引けで上げ幅を縮める形となり、日中比720円高の6万5520円でナイトセッションの取引を終えた。 日経225先物はシカゴ日経平均先物の清算値にサヤ寄せする形で、買い先行で始まることになりそうだ。前日の急落でボリンジャーバンドの-1σ(6万4220円)まで売られたが、ナイトセッションでは一時的に下回ったものの、同バンドでの底堅さがみられた。-1σと中心値となる25日移動平均線(6万6520円)とのレンジが意識されるなか、自律反発狙いのロングを誘うことになろう。 米国市場ではコアウィーブが反発したことから、東京市場においてもAI関連株の一角を買い戻す流れが期待されそうだ。もっとも、SOX指数が7日続落となるなかではアドバンテスト<6857>[東証P]など前日に日経平均株価を押し下げた指数インパクトの大きい半導体株のリバウンド機運は強まりにくいと考えられる。戻りの鈍さが意識される局面では先物市場において戻り待ち狙いのショート対応に向かわせそうだ。 また、前日に決算を発表した台湾積体電路製造(TSMC) だが、米国では下落した。売り一巡後は下げ渋る動きをみせたものの、慎重姿勢に向かわせやすいだろう。 週足の日経225先物は26週線(6万5640円)と13週線(6万5990円)辺りでの攻防になりそうだ。13週線を早期に上回るようだと+1σ(6万7800円)が意識される一方で、上値を抑えられる局面では-1σ(6万4180円)とのゾーンになりそうである。そのため、オプション権利行使価格の6万4000円から6万6500円辺りでのレンジを想定。 15日の米VIX指数は16.46(14日は16.87)に低下した。17.55と上昇して始まり、18.01まで切り上がる場面もみられた。ただし、200日線(18.15)が抵抗線として意識される形となり下げに転じている。もっとも、75日線(15.98)や25日線(15.70)を上回る水準であるため、引き続きリスク回避姿勢は残りそうだ。 15日のNT倍率は先物中心限月で16.13倍(14日は16.55倍)に低下。指数インパクトの大きい値がさ株の下げの影響により、相対的にTOPIX型優位の流れとなった。本日はNTショートを巻き戻すリバランスが入るとみられるものの、75日線(16.37倍)、25日線(16.27倍)を割り込んだことで、方向性としては-1σ(15.88倍)辺りが意識されそうだ。そのため、戻りの鈍さが目立つ局面では、NTショートを組成する動きに向かわせよう。 株探ニュース