株価指数先物【寄り前】 25日・75日線の攻防、戻り局面ではショートが強まりやすい

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先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 66480 -1680 (-2.46%)
TOPIX先物 4066.0 -52.0 (-1.26%)
シカゴ日経平均先物 66740 -1420
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 14日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要株価指数がそろって下落。9月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇だった。8月の3.4%からインフレが加速し、市場予想(3.6%程度)を上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIも予想を上回る結果となった。これを受けて10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測がやや高まったことが重荷になった。中東情勢を巡る不透明感からWTI原油先物が1バレル=95ドル台に上昇したことも投資家心理を冷ましている。一方、米長期金利が低下に転じるとディフェンシブ株などが買われ、NYダウは上昇に転じる場面もあった。

 NYダウ構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループ、メルク、ウォルマート、アムジェン、プロクター・アンド・ギャンブルが買われた。半面、エヌビディア、キャタピラー、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、アルファベットが軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、インテルなど半導体株の下げが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.2%超の下げで6日続落した。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比1420円安の6万6740円だった。14日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比80円高の6万8240円で始まった。6万8440円まで買われた後は軟化し、米国市場の取引開始直前には6万7600円台まで売られた。その後は6万7600円~6万7800円辺りで保ち合いを継続していたが、終盤にかけてレンジを下抜けると6万6440円まで売られ、日中比1680円安の6万6480円とナイトセッションの安値圏で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ日経平均先物の清算値にサヤ寄せする形で、売り先行で始まりそうだ。ボリンジャーバンドの+1σ(6万8890円)と中心値の25日移動平均線(6万6630円)とのレンジが意識されるなか、25日線と75日線(6万6590円)を割り込んできた。まずは売り一巡後の25日線水準での底堅さを見極めることになるが、一気にレンジ下限まで下げてきたことで、ロング解消のほか相場下落に伴うレバレッジ型ETFのリバランスによる先物売りも警戒されやすい。

 米国では半導体株の下げが目立ち、SOX指数が6日続落するなかで、本日もアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体・AI(人工知能)関連株の動向が注目される。底入れの見極めが意識されるなかで、戻り待ち狙いのショートが強まりそうである。

 日経225先物は週足の+1σ(6万7870円)を割り込み、中心値の13週線6万6060円とのゾーンに移行した。13週線での攻防ともなれば26週線(6万5680円)、-1σ(6万4250円)などが射程に入ってくるため、押し目待ち狙いのロングを手控えさせよう。また、後場終盤にかけては台湾積体電路製造(TSMC)が決算を発表するタイミングとなる。前日はASMLホールディングの決算後にショートが強まっていたこともあり、引け間際の荒い値動きに注意しておきたい。

 14日の米VIX指数は16.87(13日は15.27)に上昇した。下落して始まり、14.98まで下げる場面もみられた。ただし、その後の急伸で25日線(15.76)、75日線(15.97)を上抜け、一時17.45まで切り上げていた。200日線(18.14)が射程に入ってきており、同線を上抜けてくると、7月下旬以来の20.00乗せが意識されて、ややリスク回避に向かわせそうだ。

 14日のNT倍率は、先物中心限月で16.55倍(13日は16.48倍)に上昇した。前日には一時16.42倍と75日線(16.40倍)近辺まで低下していたことで、リバランスが入りやすい水準だった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が自律反発をみせる場面では16.64倍まで上昇。+1σ(16.67倍)に接近したことで、同バンドが上値抵抗として意識される。半導体株の下げが警戒されるなか、ナイトセッションではNT倍率が16.35倍程度まで低下しており、75日線を下回った。本日も値がさハイテク株への売り圧力が続くようだと、NTショートの動きが一段と強まる可能性があろう。

株探ニュース

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