株価指数先物 【週間展望】―ギャップアップで75日線での攻防

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先物

 今週の日経225先物は、ギャップアップから始まりそうだ。祝日取引及びナイトセッションで強い基調を継続しており、23日の祝日取引で一時6万7140円まで買われている。18日の取引終了後のナイトセッションで25日移動平均線(6万5280円)を突破して始まり、その後6万4590円まで軟化する場面もみられたが、売り一巡後の切り返しで同線と75日線(6万6570円)を上抜けてきた。これにより収斂するボリンジャーバンドの+1σ(6万6370円)を突破し、+2σ(6万7460円)が射程に入ってきた。

 週足では3月、7月の調整局面と同様、上向きで推移する26週線(6万4300円)が支持線として機能する形で切り返しており、上値抵抗の13週線(6万5930円)を突破している。連休中の4ケタの上昇で一気に抵抗線を上抜けたことにより、連休明けはヘッジ対応のショートカバーを誘う可能性があろう。

 また、米国では中東情勢にらみのなかで原油相場や米長期金利の影響を受けているが、22日のNYダウは反落したものの、ナスダックは4日続伸し最高値を更新している。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6日続伸となった。18日に日経平均株価を押し上げたアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]といった指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株への買いが強まる可能性もあり、先物市場では先回り的にロングが強まることになろう。

 買い一巡後は利益確定に向かうことも考えられ、75日線や+1σ水準での底堅さを見極めることになる。これらが支持線として機能してくると+2σを捉えてくることになりそうだ。さらにバンドが収斂していることにより、トレンドが出やすいタイミングでもある。8月半ばのリバウンド局面では+2σに上値を抑えられていたが、これを上回るとオーバーシュート気味に+3σ(6万8570円)が射程に入ってくる可能性がある。

 また、一目均衡表では9月上旬に雲のねじれ局面で雲を上抜くことができず、その後は雲下限に沿った調整をみせていた。ただし、今回のリバウンドで雲下限を突破し、雲上限(6万7040円)を捉えている。雲上限は横ばいで推移するため、同水準を支持線に変えてくるかが注目される。さらに、遅行スパンは現時点では実線を下回っているものの、週末には8月半ばの戻り高値水準を通過してくるため、実線を上抜く形で上昇シグナルを発する可能性がある。

 中東情勢については、前週末にイエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの首都リヤドを攻撃。国営石油会社サウジアラムコの施設をミサイルやドローンで攻撃した。緊張は高まっているが、22日のトランプ米大統領による国連総会での演説受けて、WTI原油先物価格は1バレル=94ドル台半ばに低下している。

 24日にはトランプ大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談が予定されている。この会談ではAIや関税措置、レアアースの輸出規制などが議題になるほか、中東情勢が主要な外交課題と交渉カードとなる。原油相場の落ち着きが意識されるなかで、リスク選好に向かわせそうである。

 一方で、日経225先物が75日線を割り込んでくると短期的なショートを誘うとみられるが、13週線水準までは押し目待ち狙いのロング対応となろう。そのため、オプション権利行使価格の6万5500円から6万8500円のレンジを想定する。

 22日の米VIX指数は14.21(21日は14.87)に低下した。週間(18日は14.81)でも下落している。原油高や長期金利の上昇が警戒されるなかで16日に18.94まで上昇して200日線(18.13)を上回る場面もあった。ただ、週後半は低下傾向が強まり、18日には14.80まで下げていた。21日に小幅に上昇したものの、22日には一時14.19まで低下する場面もあり、4日につけた直近安値(13.80)に接近してきたことで、リスク選好に傾きやすいだろう。

 18日のNT倍率は、先物中心限月で15.94倍(17日は15.70倍)に上昇した。週間(11日は15.96倍)では下げている。半導体やAI関連株の不安定な値動きによって、200日線(15.68倍)水準での攻防が続くなかで、週末にアドバンテストや東京エレクトロン、キオクシアなどのリバウンドを受けて、NTショートを巻き戻す動きとなり、抵抗線として意識されている25日線(16.01倍)に接近していた。連休明けは半導体やAI関連株が買われる可能性があり、NTロングに向かわせやすいだろう。まずは8月半ばにかけての上昇局面で上値を抑えられた+1σ(16.23倍)辺りを意識しておきたい。

 9月第2週(9月7日-11日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続の買い越しであり、買い越し額は2851億円(9月第1週は5371億円の買い越し)だった。現物は3036億円の売り越し(同6893億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は5887億円の買い越し(同1522億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しだった。個人は現物と先物の合算で5287億円の買い越しと3週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で5761億円の売り越しとなり、5週連続の売り越しだった。

 主要スケジュールでは、9月24日に米国新規失業保険申請件数、米国4-6月期経常収支、米国8月新築住宅販売件数、米中首脳会談、25日に米国8月耐久財受注、米国9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値などが予定されている。

――プレイバック・マーケット――

●SQ値
10月限 日経225 48779.14  TOPIX  3241.66
11月限 日経225 50323.66  TOPIX  3339.97
12月限 日経225 50536.54  TOPIX  3393.48
01月限 日経225 51525.23  TOPIX  3491.09
02月限 日経225 57045.65  TOPIX  3854.29
03月限 日経225 52909.45  TOPIX  3568.56
04月限 日経225 56572.89  TOPIX  3752.89
05月限 日経225 62628.64  TOPIX  3828.17
06月限 日経225 66698.04  TOPIX  3904.01
07月限 日経225 69171.55  TOPIX  4065.31
08月限 日経225 69702.13  TOPIX  4197.74
09月限 日経225 63039.49  TOPIX  3959.54

◆日経225先物(日足)
         始値   高値   安値   終値  前日比
26/12 09月18日  64280  65350  64030  65100  +900
26/12 09月17日  63860  64730  63470  64200  +360
26/12 09月16日  63080  63850  62930  63840  +520
26/12 09月15日  63180  63920  62620  63320  -30
26/12 09月14日  64000  64740  62530  63350  -610
終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

◇TOPIX先物(日足)
         始値   高値   安値   終値  前日比
26/12 09月18日  4089.5  4117.5  4044.5  4083.0  -4.5
26/12 09月17日  4040.5  4093.0  4028.5  4087.5  +46.0
26/12 09月16日  3999.5  4050.0  3987.5  4041.5  +32.0
26/12 09月15日  4026.5  4060.0  4001.0  4009.5  -28.0
26/12 09月14日  4008.0  4055.5  3979.5  4037.5  +30.0
終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

●シカゴ日経平均 円建て
          清算値  前日大阪比
09月22日(12月限) 66970 +1870
09月21日(12月限) 66400 +1300
09月18日(12月限) 64960 -140
09月17日(12月限) 64830 +630
09月16日(12月限) 64085 +245
09月15日(12月限) 63405 +85
09月14日(12月限) 63120 -230
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
        売り   前週末比   買い      前週末比
09月11日    1740億円  +513億円  2兆2543億円  +2340億円
09月04日    1227億円  -501億円  2兆0202億円  -3009億円
08月28日    1728億円  -496億円  2兆3212億円  +1132億円
08月21日    2224億円  +132億円  2兆2080億円  -2279億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
        売り      前日比  買い       前日比
09月16日    754万株   -0.4万株  7億7257万株   +4367万株
09月15日    755万株   -2551万株  7億2890万株   +3122万株
09月14日    3306万株   -2685万株  6億9767万株   +655万株
09月11日    5992万株   +3514万株  6億9112万株   -1330万株
09月10日    2478万株    -28万株  7億0443万株   +8919万株
09月09日    2506万株   +108万株  6億1523万株   +4947万株
09月08日    2397万株   -111万株  5億6576万株   -1859万株
09月07日    2509万株    -8万株  5億8435万株   -184万株
09月04日    2517万株   -403万株  5億8619万株   +916万株
09月03日    2921万株    -14万株  5億7702万株   -1499万株
09月02日    2935万株   -0.2万株  5億9202万株   -2504万株
09月01日    2935万株    +16万株  6億1706万株   -1028万株
08月31日    2919万株   -551万株  6億2734万株   -2824万株

NT倍率
09月18日  15.94
09月17日  15.70
09月16日  15.79
09月15日  15.79
09月14日  15.69
09月11日  15.96

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