来週の株式相場に向けて=「エヌビディア」と「ジャクソンホール」に視線集中

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 21日の日経平均株価は前日比200円安の6万6016円と反落した。ただ、その内訳をみるとファーストリテイリング<9983.T>とソフトバンクグループ<9984.T>の2銘柄で300円強下落したことが響いた。

 東証プライム市場の5割強の銘柄は上昇しており、TOPIXは小幅だが続伸し高値圏を維持している。米ウォルマート<WMT>の急落を受けファストリや良品計画<7453.T>など消費関連株が売られたが、キオクシアホールディングス<285A.T>などAI・半導体関連株の一角は上昇し、ディフェンシブ銘柄のNTT<9432.T>は年初来高値に買われている。足もとでは「物色の方向性がみえにくい状況」(市場関係者)で気迷い感も強まっているようだ。

 この背景として、ひとつには米国とイランの情勢が再び悪化し、原油先物のWTI価格が一時1カ月ぶりの水準に上昇していることがある。更に、来週には2つのビッグイベントが予定されている。まず、26日にエヌビディア<NVDA>が決算を発表する。一時ほどの株価の勢いはないが、時価総額トップでAIラリーの牽引役である同社株の決算内容次第で、世界のAI・半導体関連株の行方は左右される。決算実績やガイダンスに加え、次世代AI半導体「ルービン」の動向などが市場の関心を集めている。

 また、27日から29日にかけて経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催され、ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されている。米利上げは「年内にあっても1回程度」(アナリスト)とみられているものの、米長期金利は上昇しており、金融市場の波乱要因となっている。ウォーシュFRB議長の発言に市場がどう反応するかが注視されている。来週のエヌビディア決算とジャクソンホール会議がAI・半導体関連株の行方を含め相場を大きく左右しそうだ。

 上記以外のスケジュールでは、海外では25日に米7月新築住宅販売件数、26日に米7月個人消費支出(PCE)物価指数、米4~6月期GDP改定値が発表される。26日にセールスフォース<CRM>、シノプシス<SNPS>、クラウドストライク<CRWD>、27日にダラーツリー<DLTR>が決算発表を行う。

 国内では、25日に7月全国百貨店売上高、26日に7月企業向けサービス価格指数、28日に8月東京都区部消費者物価指数(CPI)、7月失業率が公表される。25日にタカショー<7590.T>、27日にダイドーグループホールディングス<2590.T>、28日にアイダエンジニアリング<6118.T>が決算を発表する。来週の日経平均株価の予想レンジは6万4500~6万8000円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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