話題株ピックアップ【夕刊】(2):リゾートトラ、文化シヤタ、ヨシックス
投稿:
■リゾートトラスト <4681> 1,830円 +16 円 (+0.9%) 本日終値 リゾートトラスト<4681>はしっかり。18日取引終了後、子会社アドバンスト・メディカル・ケアが三菱商事<8058>との間で、海外市場への高付加価値医療の展開に向けて資本・業務提携すると発表した。両社は2025年に合弁会社を設立するなど既に協業関係があり、これを更に強化する狙いがある。アドバンスト・メディカル・ケアは三菱商を引受先とする第三者割当増資を実施するが、増資後も引き続きリゾートトラの子会社にとどまる見通し。 ■文化シヤッター <5930> 1,827円 +11 円 (+0.6%) 本日終値 文化シヤッター<5930>が堅調推移。19日付の日本経済新聞朝刊が、「文化シヤッターは建物内の温度上昇を抑える遮熱シートなどの事業を拡大する」と報じた。2030年度に売上高を25年度比で約4倍の100億円に引き上げるという。同様の報道は前日朝に電子版で配信されていたが、改めて材料視されたようだ。工場や倉庫に加え、学校体育館や避難所への導入を進めるとしている。 ■ヨシックス <3221> 3,350円 +20 円 (+0.6%) 本日終値 ヨシックスホールディングス<3221>が6日続伸。すし居酒屋「や台ずし」などを展開する同社が18日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.1%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好材料視された。なお、全店売上高は同9.3%増だった。 ■キオクシア <285A> 49,950円 -7,200 円 (-12.6%) 本日終値 東証プライム 下落率2位 キオクシアホールディングス<285A>は続急落。テクニカル的には今週に入って5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現したばかりのタイミングだったが、セオリー破りの展開を余儀なくされている。前日の米国株市場では金利上昇懸念を背景にハイテク株への売り圧力が拭えず、主要株価3指数の中でもナスダック総合株価指数の下げが目立った。とりわけ、半導体セクターの軟調が際立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%近い下落でマドを開け75日移動平均線を下抜けた。東京市場でもAI・半導体関連のシンボルストックであるキオクシアをはじめ改めて売り攻勢に晒された。前日の米株市場では同社株と株価連動性の高いサンディスクが9%安と急落したこともネガティブに作用しているようだ。 ■パンパシHD <7532> 814.1円 -101.4 円 (-11.1%) 本日終値 東証プライム 下落率4位 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が急反落。18日の取引終了後に発表した27年6月期の連結業績予想で、売上高2兆6870億円(前期比9.9%増)、営業利益1790億円(同2.4%増)、純利益1105億円(同0.4%増)と増収増益を見込み、配当予想を中間3円50銭・期末6円50銭の年10円(前期9円50銭)としたものの、営業利益で1900億円前後を見込んでいた市場予想を下回ることから失望売りが出たようだ。今期は、7月に買収したOlympicグループの改革を推進し、並行して国内事業の出店も積極的に実施するほか、26年4月に第1号店を出店した食品スーパー業態「ロビン・フッド」のモデル確立などでマーケットシェア拡大に向けた成長戦略を進める方針。また、消費行動の変化への機敏な対応を継続するため、売上総利益率の一時的な低下を見込むとしており、これらが利益を圧迫する。なお、26年6月期決算は、売上高2兆4452億円(前の期比8.8%増)、営業利益1748億4200万円(同7.7%増)、純利益1100億8800万円(同21.6%増)だった。国内事業で、低価格戦略や販促施策を推進したことで既存店の客数が伸びた。 ■ソフトバンクグループ <9984> 5,227円 -603 円 (-10.3%) 本日終値 東証プライム 下落率5位 ソフトバンクグループ<9984>がマドを開け大幅安。前日の米国株市場でAI・半導体関連株が総じて売られたことを受け逆風に晒される格好に。更に、「同社が個人投資家を対象に1兆円規模の社債発行を準備していると18日の日本経済新聞電子版が報じており、これが全体地合い悪もあって下げを助長する格好となった」(中堅証券ストラテジスト)とみられている。ここ東京市場では同社株を含めAI・半導体関連の主力どころが買い戻される流れとなっていたが、AIインフラへの過剰投資懸念は依然としてくすぶっている状況にある。今回、同社の国内企業で過去最大規模となる1兆円の社債発行は、手元資金の流動性を一気に高めAI投資に振り向けることに主眼を置くが、4%台の高利率になるとの見方もあるなか、中長期的に巨額の利払い負担がのしかかるとの思惑がネガティブに作用した形だ。世界的な金利上昇で足もとハイテク株への風向きが悪くなっているという背景も影響している。 ■オキサイド <6521> 3,165円 -195 円 (-5.8%) 本日終値 オキサイド<6521>は全般波乱地合いに抗し、一時前日比110円高の3470円まで買われる場面があった。同社は酸化物単結晶や、レーザー光源、光計測機器などオプトエレクトロニクス分野で高度な技術を有し、海外売上高が全体の8割を超えグローバルニッチトップとしてのポジションを確立している。そうしたなか、同社はポーランドのFluence社との業務提携に基づく深紫外フェムト秒レーザーに関する基盤技術の開発を進めているが、18日取引終了後に、波長258ナノメートルにおいて、先端半導体市場における精密微細加工への適用を見据えた主要な性能データを取得したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金を誘導した。ただ、買い一巡後は全体地合い悪に流されマイナス圏に沈んだ。 ■三菱UFJ <8306> 3,495円 -159 円 (-4.4%) 本日終値 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>と三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>の3メガバンクの株価がそろって4%を超す下落。銀行株が軒並み安となった。世界的な金利上昇が取り沙汰されてきたが、18日に日本の財務省が実施した5年物国債入札は好調な結果となり、長期金利の上昇は一服。19日に行われた日銀の国債買い入れオペのうち、長期ゾーンの「残存期間5年超10年以下」の応札倍率は1.8倍台と低水準で、債券価格の下落(金利の上昇)を見込んで日銀に売却する意欲は乏しく、一定の債券保有ニーズを示す形となり、長期金利は一段と低下した。銀行株は金利上昇メリットセクターと位置付けられている。市場では「直近までの金利上昇を受け、金融システム全体に対する悪影響が表面化しているわけではない。銀行セクターには高値更新を続いてきた銘柄が多く、きょうの下げは金利上昇一服を受けた利食いの動きに過ぎないだろう」(国内アセットマネジメント)との声が出ていた。 ■帝人 <3401> 1,726.5円 -23 円 (-1.3%) 本日終値 帝人<3401>は後場に下げ幅を縮小。きょう、シンガポール国立大学のダリオ・カンパーナ教授と技術アドバイザリー契約を締結したと発表しており、好感した買いが株価を下支えしたようだ。カンパーナ教授はCAR-T細胞療法の基盤技術開発に携わり、細胞治療分野の世界的な第一人者として知られるという。同社はカンパーナ教授の細胞治療の研究開発及び実用化に関する豊富な経験と先進的な技術知見を活用し、再生医療CDMO(開発製造受託機関)事業の競争力向上を目指す。 株探ニュース