<動意株・19日>(大引け)=イーレックス、Dガレージ、テクニスコなど

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 イーレックス<9517.T>=連日頑強な値動き。全体リスクオフ相場に流されず前日終値を上回る水準で売り物をこなしている。日経平均は前日も終値で1700円以上の下落をみせていたが、そのなかプライム市場に上場する同社株は底堅さを存分に発揮、わずかながらプラス圏で着地していた。新電力会社の先駆けだが、再生可能エネルギーの中でもバイオマス発電分野に注力し、AIデータセンター特需に加え、脱炭素政策に乗る電力インフラ関連の有力株として見直し買いの対象となっている。バイオマス発電所は稼働中のもので国内に5基保持しており業界トップクラス。このほか2基を所有し、新潟のバイオマス発電所は29年度に運転開始予定にある。更に海外市場にも目を向け、経済成長余地の大きいベトナムでの発電事業に傾注。ベトナムはバイオマス発電に使う資源が豊富で同社の成長戦略の要となる。27年3月期は電力価格上昇と国内外の事業拡大メリットを反映してトップラインが前期比4割強の急拡大を見込む。直近開示された第1四半期(26年4~6月)は営業利益が前年同期比57%減と大きく落ち込んだが、これはデリバティブ損失の影響などによるもので、会社側では収益への影響は限定的とし、通期4%営業増益予想に変化はない。

 デジタルガレージ<4819.T>=切り返す。同社はきょう、ジェーシービー(東京都港区)及びローソン(東京都品川区)と、ステーブルコインを用いた店頭決済に関する実証実験の実現に向けて基本合意書を締結したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。JCBが提供するステーブルコイン決済サービス、Dガレージの決済API・バックエンドシステムに関する技術、ローソンの店舗運営に関する知見を持ち寄り、実店舗におけるステーブルコイン決済の実現に向けた課題の抽出と解決策の検討を進める考え。この実証実験では、訪日外国人がドル連動型ステーブルコイン「USDC」を用いて店頭で決済を行うユースケースを中心に検証するという。

 テクニスコ<2962.T>=続急伸。同社は前週末14日の取引終了後、26年6月期の連結決算を発表。売上高は前の期比11.4%増の37億4500万円、営業損益は7400万円の赤字(前の期は14億4300万円の赤字)、最終損益は500万円の黒字(同29億7600万円の赤字)となった。会社計画に対して下振れしたものの、最終損益は辛うじて黒字転換を果たした。27年6月期については、売上高は前期比57.5%増の59億円を計画。営業損益の黒字額は2億5000万円、最終損益の黒字額は2億円の予想を示している。同社のヒートシンク製品はデータセンター市場向けの需要拡大が期待されているほか、放熱効率の大幅な向上に寄与するシルバーダイヤなど、高付加価値製品の拡販により利益率を引き上げる姿勢も示している。決算発表後の株価は下値を探る流れには至らず、25日移動平均線を支えに切り返し、その後は一気に戻りを試す展開となっている。

 弁護士ドットコム<6027.T>=全体波乱相場に逆行し異彩高。Webを活用した法律相談やクラウドサインなどのITソリューションサービスを展開するが、M&A効果もあり業績は飛躍期に突入している。今月12日に開示した26年4~6月期決算は営業利益段階で前年同期比37%増の6億9800万円と大幅な伸びを達成し、好業績評価の買いを誘導していたが、目先はこれに加え米国で“AI弁護士”によるハルシネーション(情報の捏造)問題が取り沙汰されていることが、株価上昇を加速させるカタリストとなっているもよう。市場では「弁護士COMが強みとする『Legal Brain(リーガルブレイン) 』などの法務AIは信頼性の高い独自のデータベースを土台としているため、米国のAI捏造問題を契機に相対的優位性がクローズアップされるケースも想定できる」(ネット証券アナリスト)という見方が示されていた。

 ミライロ<335A.T>=一時ストップ高。同社はデジタル障害者手帳「ミライロID」の企画、提供などを手掛ける。新規案件の一部が受注に至らなかったことを背景に、13日引け後に26年9月期業績予想の下方修正を発表。翌14日に上場来安値を更新していた。その後17日の取引時間中に、「ミライロID」と、ヤマトホールディングス<9064.T>傘下のヤマト運輸が提供する個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の連携サービスを発表。配達時の対応要望を事前に登録できるなど、障害者の利便性向上につながる環境を提供するもので、発表直後の反応はそこまで大きくはなかったものの、企業間連携によるビジネス展開の可能性を改めて意識させる内容となった。18日ザラ場に決算発表前の水準まで戻しながらも株価は低位で推移していたとあって、19日には寄り付き後に断続的な買い物が入り動意づいた。その後は値幅取り狙いの個人投資家の資金も流入。株高に弾みをつける形となった。

 ワッツ<2735.T>=続伸。18日の取引終了後に26年8月期の連結業績予想について、純利益を9億円から10億円(前期比14.9%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を12円50銭から15円50銭に引き上げ年間配当予想を23円(前期23円)としたことが好感されている。連結子会社ワッツ・ペルーの譲渡による損失と、法人税の減少額、為替換算調整勘定の取り崩しによる利益などの見通しが立ったことを織り込んだ。なお、売上高630億円(前期比2.3%増)、営業利益15億円(同5.7%増)は従来見通しを据え置いている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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