株価指数先物【寄り前】 SQに絡んだヘッジ対応のロングが入りやすい

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先物

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 68550 +890 (+1.31%)
TOPIX先物 4191.0 +49.0 (+1.18%)
シカゴ日経平均先物 68510 +850
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 12日の米国市場はNYダウが下落する一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。7月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%上昇し、市場予想と一致した。CPIの結果を受けて早期利上げ観測が後退し、買いが先行した。ただし、大型ハイテク株の一角が売られ、NYダウを下押す形になっている。一方で、コアウィーブやスーパー・マイクロ・コンピューター、マイクロンテクノロジーなど、半導体やAI(人工知能)関連の一角が買われ、ナスダックは3日ぶりに反発。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は続伸し、上昇率は2%を超えた。

 NYダウ構成銘柄ではエヌビディア、シスコシステムズ、ウォルマート、ハネウェル・インターナショナル、メルクが買われた。半面、マイクロソフトやセールスフォース、アマゾン・ドット・コム、ホーム・デポ、ナイキの弱さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比850円高の6万8510円だった。12日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比70円高の6万7730円で始まった。直後につけた6万7670円を安値に上へのバイアスが強まり、米国市場の取引開始後に6万8930円まで上げ幅を広げる場面もあった。買い一巡後は終盤にかけて6万8400円~6万8600円辺りで保ち合い、日中比890円高の6万8550円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行することになりそうだ。米国市場では半導体やAI関連株が買われたことで、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]などに資金が向かいやすく、日経平均型優位の相場展開になりそうである。

 日経225先物は前日の日中取引でボリンジャーバンドの+1σ水準を捉えており、ナイトセッションで6万7840円辺りに位置する同バンドを上抜けてきた。+1σと+2σ(6万9850円)とのレンジに移行するほか、大台の7万円が射程に入ってきそうだ。

 また、週足では13週移動平均線(6万6890円)から+1σ(6万9420円)とのゾーンで推移している。+1σを捉えてくると、+2σ(7万1960円)とのゾーンに入ってくる可能性が意識されよう。8月のオプション取引の特別清算指数算出(マイナーSQ)を控えて、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるものの、7万円台が射程に入ってくることでSQに絡んだヘッジ対応のロングが入りやすいだろう。

 そのため、オプション権利行使価格の6万7500円から7万0500円のレンジを想定する。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株をにらむ展開となるほか、韓国KOSPI指数が強い値動きをみせてくるようだと、スキャルピング中心ながらランチタイム辺りで先回り的にロングを強めてくる可能性がある。

 12日の米VIX指数は14.55(11日は15.28)に低下した。一時14.39まで下げる場面もみられており、昨年12月31日以来の水準まで低下している。中東情勢を巡る不透明感は強いものの、6月以降のボトム水準を下抜ける動きをみせてきたことで、リスク選好に向かわせやすい。

 12日のNT倍率は先物中心限月で16.33倍(10日は16.31倍)と小幅に上昇した。前場は16.21倍に低下する場面もみられたが、午後には一時16.34倍まで切り上げていた。本日は半導体やAI関連株の物色が継続するとみられ、NTロングに振れやすくなりそうだ。25日線(16.33倍)を明確に上抜けてくると、75日線(16.59倍)や+1σ(16.71倍)辺りを意識したスプレッド狙いに向かわせよう。

株探ニュース

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