前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―
投稿:
■日清紡HD <3105> 2,494.5円 (+197円、+8.6%) 日清紡ホールディングス <3105> [東証P]が3日続急伸。6日午前11時30分ごろ、上期(1-6月)連結決算を発表。売上高は2724億6200万円(前年同期比7.0%増)、純利益は215億9000万円(同87.8%増)だった。純利益は通期計画(100億円)を大幅に超過した。これを好感した買いが入ったようだ。主力の無線・通信事業で県防災システムや防衛装備庁向けの案件に加え、商船新造船用機器や鉄道用無線システム分野の受注が伸びた。マイクロデバイス事業では電子デバイスや産機製品の受注も増加した。このほか、ブレーキや精密機器、化学品事業も概ね堅調に推移した。 ■大日精 <4116> 1,266円 (+99円、+8.5%) 大日精化工業 <4116> [東証P]が3日続急伸。6日午後2時30分ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を1266億円から1318億円(前期比6.0%増)、営業利益を84億円から115億円(同51.1%増)、最終利益を66億円から87億円(同7.4%増)に引き上げており、好感した買いが集まった。第2四半期累計(4-9月)業績予想の修正を織り込んだ。9月中間期は高付加価値製品の好調な販売が継続する見通し。原材料高騰や不採算製品に対する価格修正なども利益を押し上げる。なお、下期については中東情勢の影響が不透明なため、前回予想を据え置いた。4-6月期は売上高が345億8400万円(前年同期比9.1%増)、営業利益が32億4200万円(同30.1%増)、最終利益が28億9800万円(同16.1%増)だった。 ■東海カーボン <5301> 1,757円 (+135円、+8.3%) 東海カーボン <5301> [東証P]が3日続急伸。5日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を3700億円から3860億円(前期比19.5%増)、営業利益を280億円から350億円(同35.4%増)、最終利益を120億円から220億円(同9.6%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転して増益を見込んでおり、業況を評価した買いが集まった。ファインカーボン事業の主要製品であるメモリ半導体市場向けのソリッドSiCフォーカスリングの需要が堅調に推移するほか、カーボンブラック事業の対面業界である自動車及びタイヤ産業における需要が回復する。なお、6月中間期は売上高が前回予想の1704億円から1737億2800万円(前年同期比9.9%増)、営業利益が103億円から151億200万円(同10.5%増)、最終利益が50億円から72億3500万円(同14.0%減)に上振れして着地した。営業利益は減益予想から一転、2ケタの増益となった。 ■イチネンHD <9619> 2,501円 (+186円、+8.0%) イチネンホールディングス <9619> [東証P]が続急伸。5日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1730億円から2050億7100万円(前期比26.4%増)へ、営業利益を115億円から122億3500万円(同12.0%増)へ、純利益を69億1000万円から119億300万円(同55.5%増)へ上方修正したことが好感された。太陽肥料、イチネンMAC(旧・三菱商事アグリサービス)及びエムシー・ファーティコムの株式取得に伴い、各社の業績をグループ業績予想に反映させるとともに、負ののれん発生益約47億円を特別利益として計上することが要因としている。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高452億6200万円(前年同期比10.0%増)、営業利益41億5900万円(同28.0%増)、純利益74億8600万円(同3.0倍)だった。主力の自動車リース関連事業で車両リースが順調に推移したことに加え、中古車相場高騰によりリース満了車処分の販売単価が好調に推移したことが牽引した。 ■セイワHD <523A> 1,755円 (+125円、+7.7%) セイワホールディングス <523A> [東証G]が急反発。5日の取引終了後、大栄パーカーを完全子会社化すると発表しており、材料視した買いが集まった。取得価額は非開示。大栄パーカーは 防衛関連用途アルミ合金製品への化成皮膜処理を手掛けている。 ■めぶきFG <7167> 1,628円 (+106円、+7.0%) めぶきフィナンシャルグループ <7167> [東証P]が3日続急伸。同社は5日の取引終了後、27年3月期の業績予想の修正を発表。純利益見通しを950億円から1050億円(前期比24.7%増)に引き上げた。あわせて配当予想も見直し、中間・期末20円ずつとしていた従来の計画をそれぞれ22円とする形で、年間44円(前期比16円増配)の予想とした。これらをポジティブ視した買いが集まった。日銀の政策金利引き上げを背景に、貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金利益が想定を上回る見込みとなった。傘下の常陽銀行と足利銀行の銀行単体の純利益見通しをそれぞれ引き上げている。めぶきFGの4-6月期純利益は前年同期比55.2%増の345億400万円だった。 ■鶴見製 <6351> 2,410円 (+156円、+6.9%) 鶴見製作所 <6351> [東証P]が3日続急伸。6日午後2時ごろ、27年3月期の連結業績予想を修正したと発表した。営業利益を73億円から94億円(前期比12.3%減)、最終利益を56億円から73億5000万円(同42.4%増)に引き上げており、好感した買いが集まった。上期における利益率の改善や為替動向などを踏まえた。なお、売上高は前回予想の778億円(同0.7%増)を据え置いた。第2四半期累計(4-9月)業績予想は売上高を340億円から370億円(前年同期比3.5%増)、営業利益を32億円から54億円(同0.4%増)、最終利益を26億円から42億円(同18.4%増)に上方修正。減収減益予想から一転、増収増益を見込む。第1四半期(4-6月)は国内部門で「水中ノンクロッグ型スマッシュポンプBN型」をはじめとする設備機器市場向けの販売が大幅に拡大。海外部門は北米及びアジア地域を中心に堅調な販売を維持した。 ■日本CMK <6958> 713円 (+43円、+6.4%) 日本シイエムケイ <6958> [東証P]が3日続急伸。5日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1040億円から1100億円(前期比9.8%増)へ、営業利益を32億円から50億円(同79.3%増)へ、最終利益を20億円から30億円(同25.5%減)へ上方修正したことが好感された。足もとでモビリティ、新領域ともに伸長し、特に走行安全系が成長を牽引しており、基板別ではビルドアップ配線板、多層プリント配線板がともに順調に伸長していることが要因。また、タイ工場の生産能力増強と歩留まりの向上など生産の最適化の取り組みも奏功する。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高271億9100万円(前年同期比19.4%増)、営業利益3億8500万円(同2.4倍)、最終損益1億4900万円の赤字(前年同期8000万円の黒字)だった。最終損益は、前年同期の為替差益から為替差損へ転じたことや、法人税等が増加したことなどが響いた。 ■ホーチキ <6745> 2,144円 (+125円、+6.2%) ホーチキ <6745> [東証P]が3日続急伸。同社は8月5日大引け後(15:30)に決算を発表、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比54.5%増の16.5億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の44億円に対する進捗率は5年平均(ただし赤字期を除く)の16.9%を上回る37.5%に達したことで好感されたようだ。 ■アステラス <4503> 2,288.5円 (+129.5円、+6.0%) アステラス製薬 <4503> [東証P]が急反発。同社は8月5日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比2.1倍の1418億円に急拡大したことで好感されたようだ。 ■ニトリHD <9843> 2,750円 (+130円、+5.0%) ニトリホールディングス <9843> [東証P]が大幅高。SMBC日興証券は5日、同社株の投資判断を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。目標株価は2600円から3100円に見直した。同証券では27年3月期の連結営業利益予想を1106億円から1108億円(会社予想1303億円)に微調整し、28年3月期の同利益は1176億円から1231億円へ増額した。商品部強化に加え販促の強化が始まり、売り上げ回復が強まれば、過度な円安のマイナス影響を除いた株価形成が想定できる、とみている。 ■多木化 <4025> 5,420円 (+190円、+3.6%) 多木化学 <4025> [東証P]が大幅高で7日続伸。6日午後1時ごろ、26年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を430億円から453億円(前期比7.9%増)、営業利益を24億5000万円から34億5000万円(同9.0%増)に引き上げた。各利益は減益予想から一転、増益を見込む。同時に期末一括配当予想を25円増額の105円(前期は75円)に変更しており、これらを好感した買いが集まった。アグリ事業で販売数量が当初の想定を上回る。同事業では中東情勢の長期化や中国における供給制約の影響で、原材料価格の上昇に伴う肥料価格の値上げを見越した駆け込み需要が発生した。また、化学品事業で水処理薬剤の販売価格是正を進めたことも業績に貢献する。なお、6月中間期は売上高が234億8900万円(前年同期比12.0%増)、営業利益が22億5700万円(同32.6%増)だった。 ■エプソン <6724> 3,133円 (+96円、+3.2%) セイコーエプソン <6724> [東証P]が大幅高で4日続伸。5日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆4500億円から1兆5100億円(前期比6.8%増)へ、営業利益を860億円から1010億円(同2.0倍)へ、純利益を590億円から690億円(同3.8倍)へ上方修正したことが好感された。原油高やメモリ価格の高騰の影響を前回予想より拡大する前提に見直した一方、足もとの円安に伴うプラス影響を加味したほか、価格対応効果や米国関税の還付による一過性の増益影響を織り込んだ。また、想定為替レートを1ドル=151円から156円へ、1ユーロ=175円から178円へ見直したことも考慮した。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高3672億4100万円(前年同期比14.4%増)、営業利益206億100万円(同45.7%増)、純利益129億8400万円(同96.4%増)だった。産業向けやデータセンター向けに強い需要が継続するなかで、水晶デバイスを中心にマイクロデバイスが大きく伸長したほか、中国での案件獲得やその他地域での新規開拓が進んだインクジェットソリューションが好調に推移した。フォト・サイネージ・ラベルの販売が増加した商業・産業プリンティング事業も業績を牽引した。また、上限を1700万株(自己株式を除く発行済み株数の5.31%)、または300億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は8月7日から来年3月31日までで、取得した全自社株は消却する予定としている。 ■日比谷設 <1982> 2,988円 (+83円、+2.9%) 日比谷総合設備 <1982> [東証P]が3日続伸。6日午後0時30分ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。売上高が178億4800万円(前年同期比6.5%減)、営業利益が21億6900万円(同33.7%増)だった。加えて、複数のデータセンター案件の獲得が進んだことで受注高は560億8800万円(同3.4倍)に上っており、これらを好感した買いが集まった。手持ち工事が年度後半に進捗することから減収となったものの、生産性向上の取り組みなどが奏功し、大幅な営業増益で着地した。 ■ユニチャーム <8113> 999.9円 (+24円、+2.5%) ユニ・チャーム <8113> [東証P]が反発。5日の取引終了後に6月中間期連結決算と同時に26年12月期利益予想について、売上高を1兆100億円から1兆150億円(前期比7.4%増)へ上方修正する一方、最終利益予想を865億円から700億円(同7.3%増)へ下方修正したが、想定内との見方が強いようだ。中東情勢の緊迫化に伴う原材料価格や物流費等の高止まりを見込むほか、想定為替レートの適正化を行ったことが要因としている。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高4871億3300万円(前年同期比4.9%増)、最終利益410億3100万円(同1.9%減)だった。 ※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース