前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

■ラクスル <4384>  3,210円 (-460円、-12.5%)

 東証1部の下落率6位。ラクスル <4384> が急反落。13日比12%安超に売られた。同社は13日の取引終了後、ユーロ円建て転換社債(CB)型新株予約権付社債と海外株式売り出しを発表した。これを受け、1株当たりの希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが脹らんだ。ユーロ円CBの発行で50兆円を調達する。運送事業の成長に向けた投資資金に充当する。同CBの転換価格は13日終値を21.98%上回る4074円で決まった。償還日は24年11月29日。潜在株式による希薄化率は4.41%となる。同時に海外での株式売り出しも発表。300万株と上限60万株の売り出しを行う。売り出し価格は1株につき3340円で決まった。

■ノーリツ鋼機 <7744>  1,726円 (-154円、-8.2%)

 ノーリツ鋼機 <7744> が急反落。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前損益は18.5億円の赤字(前年同期は23.4億円の黒字)に転落し、従来の2億円の黒字予想から一転赤字で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の34億円→12億円(前期は54.3億円)に64.7%下方修正し、減益率が37.5%減→77.9%減に拡大する見通しとなった。

■アルバック <6728>  4,525円 (-370円、-7.6%)

 アルバック <6728> が急反落。同社は13日大引け後に決算を発表。20年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比32.3%減の60.7億円に落ち込んだ。7-12月期(上期)計画の90億円に対する進捗率は67.5%に達し、5年平均の46.1%も上回ったが、こちらへの反応は限定的だった。

■アプラス <8589>  91円 (-7円、-7.1%)

 アプラスフィナンシャル <8589> が続急落。同社は13日大引け後に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.7%減の35.8億円に減り、通期計画の87億円に対する進捗率は41.2%にとどまり、5年平均の80.2%も下回った。

■KYB <7242>  3,410円 (-250円、-6.8%)

 KYB <7242> が急反落。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前損益は42億円の黒字(前年同期は123億円の赤字)に浮上して着地した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の185億円の黒字→60億円の黒字(前期は295億円の赤字)に67.6%下方修正した。

■北越コーポ <3865>  546円 (-34円、-5.9%)

 北越コーポレーション <3865> が続急落。同社は13日大引け後に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の95.5億円に急拡大し、従来予想の70億円を上回って着地。しかしながら併せて、通期の同利益を従来予想の180億円→140億円(前期は130億円)に22.2%下方修正し、増益率が38.3%増→7.6%増に縮小する見通しとなった。

■ツバキナカ <6464>  1,874円 (-113円、-5.7%)

 ツバキ・ナカシマ <6464> が急反落。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比1.9%増の70.7億円となった。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の109億円→76億円(前期は88.2億円)に30.3%下方修正し、一転して13.9%減益見通しとなった。

■THK <6481>  3,010円 (-180円、-5.6%)

 THK <6481> が急反落。13日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、売上高を3100億円から2760億円(前期比212.9%減)へ、営業利益を280億円から168億円(同66.3%減)へ、純利益を220億円から95億円(同73.2%減)へ下方修正し、未定としていた年間配当を前期比53円減の32円にすると発表したことが嫌気された。産業機器事業の国内外における受注状況は低位に推移しており、今後の外部環境の見通しも不透明な状況が続いていることが要因という。また、輸送機器事業子会社の保有する固定資産に関する減損損失を特別損失に計上したことも最終利益を押し下げるとしている。なお、第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高2149億9000万円(前年同期比18.9%減)、営業利益166億1400万円(同56.6%減)、純利益92億9400万円(同67.4%減)だった。

■アミューズ <4301>  2,870円 (-41円、-1.4%)

 アミューズ <4301> が続落。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算は、売上高296億4900万円(前年同期比22.6%増)、営業利益41億700万円(同2.3倍)、純利益23億1500万円(同1.6%減)と大幅営業増益だったものの、直近株価は上昇局面にあり、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。サザンオールスターズやSEKAI NO OWARI、flumpoolのコンサートツアーなどでイベント収入が増加したほか、関連グッズ収入の増加、音楽パッケージ販売やコマーシャル収入の増加などにより大幅な増収増益となった。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高535億円(前期比3.0%減)、営業利益43億4000万円(同3.1%減)、純利益26億4000万円(同40.6%減)の従来見通しを据え置いている。同時に、日本国内外でライブ・ビューイング事業を展開するライブ・ビューイング・ジャパン(東京都渋谷区)と、日本及びアメリカで主にスポーツ選手のエージェント事業を展開するオータス・ボー・ホールディングス社(カリフォルニア州)の2社の株式を12月に取得し、子会社化すると発表した。なお、これらに伴う今期業績への影響は軽微としている。

■トヨタ <7203>  7,795円 (-94円、-1.2%)

 トヨタ自動車 <7203> 、ホンダ <7267> など自動車株に売りが優勢となった。米中協議については米ウォール・ストリート・ジャーナルが「関税が米中の部分合意の妨げになっている」と報じたことなどを受け、先行き不透明感が再び意識されて外国為替市場ではリスクオフで円買いの流れを形成、足もと1ドル=108円台後半の推移と前日13日よりも円高水準でもみ合っている。これを受け、輸出セクターの中でも特に為替感応度の高い自動車株は輸出採算悪化への警戒感から売りを誘う展開となった。

■マツキヨHD <3088>  4,155円 (-40円、-1.0%)

 マツモトキヨシホールディングス <3088> が4日ぶりに反落。13日取引終了後、第2四半期(4-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.6%増の3004億1500万円、営業利益が同8.6%増の184億2400万円、最終利益が同11.8%増の129億5200万円と好調だった。消費税引き上げに伴う駆け込み需要に戦略的に対処したことや昨年の自然災害が一巡したことによりインバウンドが好調だったほか、中国向けの越境ECや東南アジアを中心に新規出店も業績拡大を寄与した。ただ、株価は好調な業績を事前に織り込んでおり、目先利益確定売りが優勢となった。

※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

出所:株式会社エムサーフ


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