10万円以下で買える、財務健全&低PBR 27社【プライム】編 <割安株特集>

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コラム

 少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券のネット証券3社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。

 東証プライム上場企業では255銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

 下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる27社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは31日現在)

 なお、11月2日(日)19時30分に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

          最低投資 株主資本    
コード 銘柄名      金額   比率   PBR
<2120> LIFULL  19200   66.8  0.97
<2489> アドウェイズ  29200   62.0  0.86
<5563> 新日本電工   33700   76.1  0.57
<7600> 日本MDM   47700   74.4  0.52
<5408> 中山鋼     61700   71.8  0.31

<4548> 生化学     65700   89.1  0.50
<6480> トムソン    66900   63.3  0.61
<6986> 双葉電     67500   76.4  0.37
<5957> 日東精     68900   62.0  0.73
<9405> 朝日放送HD  70700   61.9  0.38

<7955> クリナップ   76100   64.4  0.48
<9990> サックスバー  78400   74.0  0.79
<7820> ニホンフラ   80900   72.2  0.64
<3865> 北越コーポ   81900   63.1  0.53
<6140> 旭ダイヤ    83800   80.8  0.69

<7962> キングジム   84000   65.8  0.99
<3580> 小松マテーレ  86000   76.0  0.87
<6167> 冨士ダイス   88400   80.4  0.88
<5959> 岡部      91700   70.8  0.69
<6118> アイダ     92300   67.4  0.63

<3608> TSIHD   95700   75.4  0.60
<6279> 瑞光      96000   67.3  0.76
<7951> ヤマハ     97490   76.3  0.99
<6143> ソディック   97700   60.0  0.61
<8185> チヨダ     98100   67.7  0.65

<6222> 島精機     99300   75.8  0.42
<6418> 日金銭     100000   64.3  0.89

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配の銘柄は除いた。

株探ニュース

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