15日の米株式市場の概況、NYダウ続落 FRB高官発言受け利下げペース鈍化観測

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 15日の米株式市場で、NYダウは前日比305.87ドル安の4万3444.99ドルと続落した。シカゴ連銀のグルーズビー総裁がインフレ率について、かなり高いとの認識を示したことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)により利下げペースが一段と鈍化するとの観測が広がった。10月の米小売売上高が市場予想を上回ったことなどを背景に、米長期金利に上昇圧力が掛かったことも、ハイテク株を中心に重荷となった。

 インテル<INTC>やアムジェン<AMGN>、ファイザー<PFE>が売られ、マクドナルド<MCD>やメルク<MRK>、ドミノ・ピザ<DPZ>が軟調推移。イーライ・リリー<LLY>が安い。一方、ウォルト・ディズニー<DIS>が大幅高。パランティア・テクノロジーズ<PLTR>やブルーム・エナジー<BE>が急伸した。

 ナスダック総合株価指数は427.530ポイント安の1万8680.121と4日続落した。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が売られ、メタ・プラットフォームズ<META>やエヌビディア<NVDA>が下値を模索。アプライド・マテリアルズ<AMAT>やラム・リサーチ<LRCX>が大幅に株価水準を切り下げ、モデルナ<MRNA>とビオンテック<BNTX>が売りを浴びた。一方、テスラ<TSLA>が堅調だった。

出所:MINKABU PRESS

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