【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、円安進行で輸出関連が買われる (11月15日)

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市況

日経平均株価
始値  38749.56
高値  39101.64(09:30)
安値  38642.91(15:45)
大引け 38642.91(前日比 +107.21 、 +0.28% )

売買高  21億8810万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆6014億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は107円高と4日ぶり反発、円安進行も追い風に
 2.前日のNYダウは下落も東京市場には値頃感からの買いが流入
 3.半導体や自動車、機械など輸出関連株中心に値を上げる展開
 4.レーザーテクや東エレク、トヨタ、キーエンスなどが買われる
 5.好決算発表の三菱UFJやみずほFGなどメガバンクが人気化

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比207ドル安と反落した。パウエルFRB議長が利下げに慎重な見方を示したことを受け、売りが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反発。前日までの下落で値頃感からの買いが入ったほか、円安進行を受け一時3万9000円台を回復した。

 前日の米株式市場では、NYダウは反落。米利下げ観測が後退し、売りが優勢だった。ただ、日経平均は前日まで3日続落し1000円近く下落していたことから東京市場には値頃感からの買いが流入した。また、為替は一時1ドル=156円70銭台まで円安が進行したことも好感され、日経平均は前日比で500円を超す上昇となり3万9000円台を回復する場面があった。半導体や自動車、機械といった輸出関連株が買われた。また好決算が評価されメガバンクが人気化した。ただ、後場に入ってからは、週末要因でポジション調整の売りも膨らみ3万8600円台に軟化した。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が高く、三菱重工業<7011>やIHI<7013>も値を上げた。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が堅調で、キーエンス<6861>やSMC<6273>、ダイキン工業<6367>が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が買われた。ソフトバンクグループ<9984>や日立製作所<6501>、ソニーグループ<6758>も高い。
 半面、川崎重工業<7012>やフジクラ<5803>、リクルートホールディングス<6098>が安く、楽天グループ<4755>やパナソニック ホールディングス<6752>が値を下げた。伊藤忠商事<8001>やアサヒグループホールディングス<2502>が下落し、荏原<6361>やさくらインターネット<3778>、住友電気工業<5802>が軟調だった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、ディスコ <6146>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約123円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は電通グループ <4324>、リクルート <6098>、京セラ <6971>、アサヒ <2502>、ネクソン <3659>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約68円。

 東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)電気・ガス業、(4)銀行業、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)その他金融業、(3)非鉄金属、(4)不動産業、(5)建設業。

■個別材料株

△オイシックス <3182> [東証P]
 上期営業利益61%増。
△マクロミル <3978> [東証P]
 CVCキャピタル系が完全子会社化目指してTOB。
△フィナHD <4419> [東証G]
 金融インフラ事業好調で9月中間期最終益は通期計画超過。
△ギフティ <4449> [東証P]
 7~9月期8割営業増益と初配当発表を好感。
△EMシステム <4820> [東証P]
 24年12月期経常益・配当予想の上方修正を好感。
△エニマインド <5027> [東証G]
 生産性向上で24年12月期営業益予想を上方修正。
△BBDイニシ <5259> [東証G]
 25年9月期は連続過去最高益予想で株主優待制度導入。
△かんぽ生命 <7181> [東証P]
 今期上方修正と自社株買いを好感。
△バイセル <7685> [東証G]
 第3四半期営業利益は2.4倍、1株から2株への株式分割も発表。
△青山財産 <8929> [東証S]
 上限5.12%の自社株買い  1~9月期最終33%増益。

▼電通グループ <4324> [東証P]
 今期純利益予想を下方修正。
▼ユニバーサル <6425> [東証S]
 今期一転最終赤字に下方修正。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)オイシックス <3182>、(2)ネットプロ <7383>、(3)EMシステム <4820>、(4)マクロミル <3978>、(5)ギフティ <4449>、(6)東プレ <5975>、(7)かんぽ生命 <7181>、(8)エムアップ <3661>、(9)円谷フィHD <2767>、(10)Dmミックス <7354>。
 値下がり率上位10傑は(1)サンウェルズ <9229>、(2)東邦鉛 <5707>、(3)電通グループ <4324>、(4)シンクロ <3963>、(5)ファイバーG <9450>、(6)SHOEI <7839>、(7)Appier <4180>、(8)オカアイヨン <6294>、(9)ヤマシン―F <6240>、(10)フロンティM <7038>。

【大引け】

 日経平均は前日比107.21円(0.28%)高の3万8642.91円。TOPIXは前日比10.42(0.39%)高の2711.64。出来高は概算で21億8810万株。東証プライムの値上がり銘柄数は813、値下がり銘柄数は768となった。東証グロース250指数は625.95ポイント(0.72ポイント高)。

[2024年11月15日]


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